ビーズをつくろう! | 製作者 ノラ |
ゲームとしてはインベーダーゲームの亜種なのですが、狙って撃つところが非常にいいです。連打しても必ずしも有利ではないですし、弾数制限もあるので、その微妙な煩悶加減が素敵なゲームです。また、リングが手前に向かってくるので、常に状況が変化する所もゲームデザイン的にも優れています。ゲームの世界観もすごく魅惑的ですね。なお、弾数を90以上残すと特別なことが起こります。(2007/08/22) |
NAMAKO02 | 製作者 B.cos |
格闘ゲームなのですが、今までにないゲームシステムが素晴らしいです。製作者はよくよく考えているなと感じると同時に、格闘技というものを熟知しているなと思った次第です。一言で言えば、新しいゲームであり、可能性を感じるゲームです。ゲームを遊ぶ敷居が少し高いのですが、これは絶賛の拍手を送る他ないゲームです。(2007/08/22) |
SFCave DX アプレット版 | 製作者 サンフラット☆GAMES |
マウス1クリックゲーム。このシンプルさは非常に美しいし、面白いと思います。作り手の力量は極めて優れているなと。昔のゲームが非常に活発だった頃、こういうゲームで溢れていたような気もします。いろいろな面で参考になるゲームだなと。インターネットランキングもいいですね。(2007/07/21) |
ジェットダイバー | 製作者 下東 |
私からすると、最高に素晴らしいゲームです。こんなゲームを待ち望んでいたんだ!というような感じです。なんというか、自転車をふらふら運転し始める感覚がこのゲームにあります。手軽で、簡単で、奥が深いゲームとはこのゲームのことだと言ってもいいでしょう。グラフィック、音楽ともにファミコン時代を感じさせるレトロ調なのも評価が大幅に上がっている由縁のものです。ゲームって面白いなぁと素直に感じさせる作品です。(2006/01/04) |
風雲相討学園フラット | 製作者 yizumi |
遊んでみたら、寝込むほどの大ショックで卒倒しそうでした。 ADVってのは昔からガチガチの進行しかなかったわけですよ。それは入力式・コマンド式ADVであれ、ノベルゲームであれ、そうです。 いわば、一本道のルートしかほぼ提示できませんでした。 そこが、ADVのゲームとしての最大の弱さだったわけです。しかし、このゲームはそれをある程度解決しています。もう、それは手放しで絶賛するべき快挙かなと思うわけです。『たたみかけモード』というシステムが象徴的ですね。また、物語がバカで、楽しくて、エロくて、重くて、シナリオの完成度も非常に高く、とてつもないゲームです。(2006/01/04) |
シルフェイド幻想譚 | 製作者 SmokingWOLF |
第一感想は、よくがんばって作ってるなーと言うものです。ほとんどの素材を完全自作ってのは根性入ってるなと。とりわけ戦闘システム、成長システムはかなり良いです。敵の増援システムはとても新鮮な感覚で素晴らしいです。ただ少し微妙に感じるところもあります。あまりドキドキワクワク感を感じないところでしょうか。少し綺麗にまとまりすぎて、押しが弱いようにも思えます。これは製作者の味とも呼べる部分かもしれませんね。 もちろん、コンテストゲームでここまで作り上げたのは賞賛に値します、素晴らしいです。シルフェイドという世界観が大好きな人は、はまること間違いなしです。個人的には、宝箱の中にとんでもないものが入っていたのが良かったです。それと、武器防具などからほのかに昔のゲームの匂いを感じることができたのが嬉しかったです。(2006/01/04) |
キャバ嬢 A GOGO !! | 製作者 豪腕はりー |
『キャバ嬢 A GOGO !!』を遊んだのですが、なんか、あまりの衝撃で言葉がうまく出ません。すごいゲームと出会ったときには言葉で表現できないのですよ。いや、このゲームをゲームと呼ぶか?というと、なかなか分類の難しいビジュアルノベルなのですけどね。また、ツールのおかげで操作性などが悪かったりします。しかし、そんなことはどうでもいいほどのパワーが文章にあります。グサリグサリ心を貫くような文章なのですよ。久しぶりに頭をハンマーで殴られたような、ものすごいえぐいボディーブロウを食らったような感覚です。あと、音楽、テーマソングなども非常に良かったです。 ゲームにはまだまだ力が眠っていますよ、ゲームにはまだまだ可能性がありますよ、 そういうことを強く思わせてくれました。なんでしょうか、ゲームを遊んでいてかなりへこみました。まだまだ道は遠いってことなのでしょうね。 (2005/10/07) |
貧乏サンタ | 製作者 リィ |
貧乏サンタがすさまじい。何がすさまじいかといえば、作者の洞察力と先見性とブラックジョークがすさまじい。天才とは時代の先を読んで、時代そのものを作る人間といえるでしょうが、この作者は時代の先を読んで、ゲームを作っていますね。市販のゲームではありえない題材であり、ここまで攻め込んだゲームは評価されるべきかもしれませんね。 なお、今現在は配布停止しているようです。いいゲームだったのに、残念ですね。(2005/10/07) |
Route960 | 製作者 masa-u |
Route960に悶絶。このゲーム、一言で言えば、逆エキサイトバイクなのです。つまり、スピードを出し過ぎちゃダメ、ジャンプしちゃダメ、1回失敗すると死んじゃうよというゲームなのです。率直に言えば、昔なつかしの典型的な覚えゲーです。もちろん、ここに書くくらいのゲームなので、面白いです。ただし、悶絶します。車で危険な速度を出すと死んじゃうよという作者のメッセージが伝わってきて面白いですね。 改善点としては、ゲームオーバーの意味がわからないので、ゲームオーバーを無くすことぐらいでしょうか。お手本としてリプレイ機能とインターネットランキング機能があるのはとても素晴らしいですね。ただ、これを見てしまうと、遊ぶ気力が減退してしまう副作用もあるのですが。(2005/10/07) |
レビメフ | 製作者 IK |
レビメフが面白いです。さくさくテンポ良くゲームが進行していき5時間ぐらいでエンディングにまで到達できたのは非常に良かったです。ゲームとしてはDQ5かポケモンのパクリと言えますが、ツクールで上手く昇華し、表現していると思います。個人的にはゲームの懐かしい匂いを感じました。SFC時代の良き記憶を思い出させてくれたといった趣です。戦闘のテンポ、戦闘のバランス、この2つは二重丸の評価を与えるべきものでしょう。 残念な点は、右にひたすら進むゲーム展開ですね。ループしているのが遊んでいる最中にも理解できてしまい、作業的要素に陥っています。個人的にはもう少し知的なゲームに仕上げて欲しかったです。それと使える仲間がはっきりと分かれすぎなところです。習得特殊技能はポケモン方式の方が良かったのではないかと思います。(2005/02/03) |
SPY | 製作者 コウ |
このSPYというゲームは間違いなくフリーゲームの傑作ですね。新聞記者に扮する諜報員という主人公の設定がとても新鮮です。今までにない題材で勝負するということは勇気と知性のある人にしかできないことでしょう。また、過去にある様々なゲームの流れを汲んでいるのが感じられて、この製作者はゲームが好きなんだなという印象を受けました。ゲームが好きな人なら遊んで損のないゲームだと思います。 ただゲーム全般にわたっていまいちテンポが悪いのが少し残念なところ。それとカタカナの固有名詞が多すぎるのも問題ありでしょうか。個人的には、SPYという物語に、戦闘シーンが本当に必要だったのかという疑問もあります。無駄と思われる部分をより削ったゲームにすれば、よりいっそう面白いゲームになるかと思います。(2005/01/19) |
Dungeon Master - Return To Chaos | 製作者 George Gilbert |
このゲームはずっと昔に市販されていたゲームで、世界中で話題になったダンジョン探索型RPGです。面白いゲームは年月が経とうとも、面白いままであるということがよくわかるゲームです。逆に言えば、時間の経過と共に風化してしまうゲームなど価値はありません。このゲームは多くのゲームに大きな影響を与えたゲームであることは間違いないです。その意味で、遊んでおく価値のあるゲームだと断言します。ただとっつきづらいので、ネットで事前情報をあさっておくのが無難でしょうね。(2004/12/03) |
艦砲射撃!甲 | 製作者 TANAKA U |
リアルタイム制の『砦の攻防』といった趣のFLASH製のゲームです。ゲームの目的は一艦体を操って、敵を撃破していくという単純明快なものです。操作方法も単純で多くの人が楽しめるものと思います。まさにゲームらしいゲームで、ゲームが非常に楽しかった時期のゲームを非常に思い出させてくれました。 改善案としては、個人的な要望なのですが、ゲーム中盤からのインフレ化以外のゲームデザインに期待したかったということです。しかし、昔ながらのゲームデザインを感じられて、それはそれで良かったという感想もあります。それと、弾道の軌道が妙に長すぎて、テンポがいまいち悪いところも少し気になりました。(2004/10/01) |
この世の果てへ | 製作者 IK |
『この世の果てへ』は昔のゲームを思い出させるダンジョン探索型RPGです。見所はぐいぐいテンポ良く進んでいく展開ですね。おそらく戦闘場面でのウェイトなどにも気を使っているのではないかと思います。それと、数のバリエーションによる多彩な展開も見逃せないところです。これからゲームを作ろうと考えている人にとっては見習うべきところが多々ある素晴らしいゲームだと思います。 改善案は特にありませんね。もう既に十分このゲームで完成されていると思います。欲を言えば、もう少し丁寧にゲームのグラフィックなどの体裁を整えるぐらいでしょうか。しかし、それも製作者の味がでているので微妙なところです。(2004/10/01) |
SWORDU マーヴの逆襲 | 製作者 じんちゅー |
RPGツクールの性能を活かしきったまさに王道RPGと呼べる素晴らしいの一言です。ゲームからゲームを作っている感じがあり、新しい驚きはそれほどないのですが、フリーゲームではあり得ないほどの完成度の高さは目を見張るものがあり、信じられないといった感じです。特にドット絵はプロレベルと言って良いほどで驚愕しました。全般的に、往年のスクウェアのFF2、FF3などを意識して作っているんじゃないかと思わせる部分が多々ありました。音楽はRTPそのままなのですが、製作者はRTPの音楽が好きなんだろうなという感触が伝わってきたり、また、うまい使い方だなと感心させられました。製作者の力量が突出していることを強く思わせるRPGツクールの機能を最大限に引き出したゲームといえるでしょう。 改善案としては、爽快感を用意して、気持ちよく遊ぶことができるようにする、エンカウント率を抑えて、快適に遊ぶことができるようにする、分岐条件・サブイベントを用意する、選択肢における意味の情報を事前に告知しておくぐらいですね。(2004/09/13) |
レミュオールの錬金術師< | 製作者 犬と猫 |
このゲームは、品物を仕入れて、売買するSLGです。綺麗なグラフィック、ちょっとしたキャラクターボイスなど、全般的に丁寧な作りには好感です。ゲームの目的は借金を返すことなのですが、とにかくやめどきを見つけるのが難しく、ついつい熱中してしまうこと請け合いです。 改善案としては、難易度を複数用意する、もうすこし品物にメリハリをつける、品物に自分で値段をつけることができるようにするなどですね。十分楽しませてもらっただけに、発展ゲームに期待したいと思います。(2004/06/19) |
ひよこ侍 | 製作者 vivid calm |
ひよこ侍は一風変わった戦闘場面が面白いアクションRPGです。リアルタイムで敵との距離を測りながら、必殺技を駆使して戦う場面は、まさに侍を演じているなという気分に浸れるでしょう。ゲームの物語もよくまとまっているなと感じさせられました。ただ、残酷な場面もあり、少々毒があるところなどはフリーゲームならではかなとも思います。 改善案としては、物語の導入部分を短くする、人によっては受け入れ難い部分をやわらげる、ゲームに分岐を導入するなどでしょうか。(2004/06/19) |
おばけの行進曲 | 製作者 さもなー |
このゲームは、昔懐かしきスーパーマリオ1の影響を多大に受けた横スクロールジャンプアクションゲームです。個人製作のフリーゲームではありえない完成度の高さには、多くの人が目を見張ることでしょう。このゲームはフリーゲームの歴史的傑作であると私は勝手に断言します。ただし、市販の作品と比べてしまうと、もったいない部分・惜しい部分が目に付くことでしょう。しかし、それを補って余りある『ゲームの面白さ』がこのゲームでは実現されています。また、あらゆる面で、遊ぶ人の立場に立ったゲームの作りには学べる点が数々あることでしょう。 改善案としては、転落死の場面を少なくようにする、もっと遊び手が自由に選択できる部分を増やすようにする、ゲームの中で価値あるアイテム・能力を増やすようにする、ステージデザインを改良する、難易度設定を用意するなどですね。ですが、それらはこのゲームが面白いが故の、無い物ねだりです。(2004/01/24) |
サンタのお使い | 製作者 ひろ |
簡単に言えば、絵本のようなADVゲーム。が、サンタとなって、多くの人にプレゼントを与え、喜びを分け与えるという発想・設計思想は衝撃的なゲームデザインと言えます。今だかつて、『与える』という動詞をゲームの中心題材にしたゲームがあったでしょうか?このゲームでは他人にプレゼントを与えることで、ものすごい幸福感に包みこまれることが味わえるでしょう。クリスマス限定配布という形態も心憎い演出ですね。この製作者は天才ではないかという恐怖におののきました。男性には思いつくことができなかったゲームといえるかもしれません。 改善案としては、サンタになるまでの道のりを短くして欲しいということが1つ。あまりゲームらしくないので、もうすこし挑戦しがいのあるゲームにして欲しいということが1つ。主人公とプレイヤーの距離感を縮めて欲しいのが1つ。ただ、フリーゲームであることを考えると、これもまたムチャな要求かもしれません。期待の裏返しと捉えてください。(2004/01/14) |
痴漢冤罪シミュレーション | 製作者 Hiro |
このゲームのジャンルはずばり法律系ADVゲームです。短くすっきりと終わってゲームとして気軽に楽しめます。なおかつ、痴漢冤罪に関して教育的要素があるところが素晴らしいです。また、シミュレーションゲームとしてもニヤリとさせるゲームのネタを仕組んでいてとても良いです。 改善案はみつかりませんね。もちろん、話のボリュームが増えればとても嬉しいのですが、フリーゲームでそれを期待するのは酷でしょう。とても優れたアイデアのゲームだと思います。このゲームは発展が期待できるジャンルを指し示した素晴らしいゲームでしょう。 |
pingis | 製作者 raketspel |
簡単マウス操作の卓球ゲームです。ショックウェーブ製のゲームですね。操作性も良く、コンピュータの出来映えも素晴らしく、まさに本当に卓球を遊んでるかのような感触は文句の付け所がありませんね。 改善案は特に思いつきません。音楽をつけたり、観客をつけて良いプレイには拍手喝さいが沸き起こるとか、そういう演出面でしか思いつきません。そのくらい完成度の高いゲームです。 |
Wire Hang! | 製作者 d2ac |
ゲームの目的はワイヤーを使って、ひたすら上へ上へと進んでいくシンプルなゲーム。時代が時代であれば、ゲーセンに何気なく置かれていて、何気なく人気があるようなゲームだと思われます。このゲームのシンプルさは非常に美しくて、面白くて、中毒性があるので素晴らしいです。いかに得点を稼ぐか?といった懐かしい時代の匂いもまた非常に心地よいです。 改善案としては効果音とBGMをつけることでしょうか。それとこれは微妙なのですが、残機制とステージ制とアイテムと敵を用意すれば、よりゲームらしい体裁が整うことでしょう。ですが、今のままのシンプルさは失われるかもしれないので、ちょっと問題を含んでいるような気もします。 |
コダマ | 製作者 honiA |
ゲームとしては、パチンコの玉を台に自由に投げ入れて、点数を競いつつもステージをクリアしていくというゲームです。人それぞれの習熟具合によって楽しむことができます。まったく新しい操作系の勝利といった感じで、遊んでいてとても新鮮で、なおかつ面白いというゲーム。お手軽に遊べて素晴らしい出来です。こういうゲームを製作できる人は発想が柔軟だなぁと本当に感心してしまいます。そして、ゲームというものはこういうものなんだなぁと改めて実感させられます。 改善案としてはステージのデザインが少しいまいちかなぁと思えるところぐらいしかありません。そこさえ改良できれば、ほぼ完璧な出来だと思います。それとこれは要望なのですが、他人のプレイを観戦できるモードが欲しいですね。リプレイ機能があれば、かなり良いのではないでしょうか。 |
不協和音のレクイエム | 製作者 ショウ |
このゲームの見所は敵をすべて仲間をすることができるところですね。なおかつ、パーティ編成にMP(マナポイント)というものを導入して、戦略性を高めていることに尽きるでしょう。それと、主人公が全く喋らないので主人公==自分という立場に浸れるのでゲームに引きこまれます。ゲームテンポは良く、さくさく遊べる感じが非常に良いです。レベルがガンガン上がっていくのはこのゲームにおいては大正解だと思います。 改善点としては、オープニングをもう少し短くしたほうがいいのではないかということが1つ。メッセージにウェイトをかけるのをやめたほうがいいのではないかが1つ。強制パズルは任意パズルにした方がいいではないかが1つ。終盤のマップをもう少し削り取って無意味に歩かせるのをやめたほうがいいのではないかが1つ。戦闘がいまいち戦略的でないので、もう少しひねったものにならないかなぁという願望が1つ。以上、5点です。 |
乱世之王者 | 製作者 やすけん工房(Yassa・江藤健 PN) |
この乱世之王者はRPGツクール2000で作られたシミュレーションゲームです。操作性も良く、ゲーム進行もさくさく進み、ゲームシステムは単純でありながら奥が深い、自分でプレーする君主を選択できる、コンピュータとの戦いも白熱する等、総合的に見て、非常に面白いゲームです。ゲームのコツがわかってくれば、弱小君主でもクリア可能というようにゲームバランスも優れているところも素晴らしいです。マップも日本国のような形ではなく、全体として四角形にすることによって天下動乱しているなーってのが味わえました。個人的には昔のPCゲームの天下統一を思い出しました。 改善点としてはゲーム終盤になると領土争いが膠着してゲームの進行が悪くなるのをなおしてほしいのと、大軍を率いる爽快感をもっと出せれたらなー、ということぐらいです。それと民衆煽動の効果がすこし薄いかなと。 |
ラブレジェンド | 製作者 こじ |
これぞフリーゲームといった市販製のゲームではありえないような内容の素晴らしいゲーム。このゲームはRPG+恋愛+ギャグという誰でも思いつきそうで、誰もが思いつかなかったゲームジャンルだと思います。そのアイデアだけでも遊んでみる価値があるでしょう。テンポよくさくさくと話は進み、あっさりと終わるので、ちょっとした時間でも楽しめますね。 改善点は特にみつかりません。とても完成度は高いと思います。 |
DUEL | 製作者 ZARD |
敵の言葉を元に敵の行動を推測して、戦うゲーム。ゲーム初心者でもすぐに理解することができるでしょう。また、トランプの神経衰弱的な要素を含んでいて、勘で遊ぶのも良し、絶対に勝ちたければ、何かに記録しておいて、勝つのも良しというシンプルかつ面白いシステムを搭載していると思います。ちなみに、攻撃>防御>魔法>攻撃という三竦みのじゃんけん理論です。 戦闘時のドットキャラの動きも戦闘アニメも凝っていて、見ているだけで楽しめると思います。それとキャラクターの言動が非常に面白く、テンポ良く物語は進んで行くので、引きこまれて、はまっちゃうこと請け合いです。なお、選択による分岐、パスワードというおまけ要素もあるので、非常に楽しませてもらいました。個人的には登場キャラクターの『姉さん』が最高でしたね。ゲーム中のミニゲームも非常に楽しい作りでした。砂漠の方のミニゲームは私のお気に入りですね。もうひとつ、過剰とすらも言える特殊な演出は非常に良いと思います。テンポが良くて、派手で、印象が強いからです。 改善点としては、長いイベントの後の戦闘前にはセーブさせてもらいたいことが1点。文章にウェイトをかけずに、すらすらとテンポ良くプレイヤーに見せてもらいたいのが1点。ほとんど隙のないそつの無い作りの完成度だと思います。 |
Sake of You 〜始まりの季節から〜 | 製作者 猫廼 |
扱ってる題材は学園恋愛もののさくさく進むアドベンチャーゲームです。このゲームの何が良いかというと、ユーザーフレンドリーな遊ぶ人側に立ったゲームの構成ですね。適度に笑いあリ、適度に恋愛あリ、適度に物悲しさあリといった話の内容もそうですし、さくさくテンポ良く進むゲームシステム環境もそうですし、おまけモードもそうですし、とにかく遊ぶ人にとってどういうゲームが楽しいゲームか?といったのをよく考え、心を砕いてそれを実行している点です。ゲームが娯楽であることを強く印象付けてくれているのがまさにこのゲームであると思うのです。遊び手がどういうことを嫌がるかを良く熟知していて、それを一切排除している点は素晴らしいの一言です。 改善点が特に見つからない非常に完成度の高いゲームだと思います。 |
ツクラーの野望 | 製作者 リィ |
独特の製作者の世界観が非常に面白いアクションRPG。ゲームの目的はゲームの中でゲームを完成させ、ゲームコンテストで入賞すること。 まずは何と言っても、ゲーム製作のネタ集めが面白いですね。文章も面白いし、イベントも面白い、さらにそれがゲームの中で反映していくのも面白い。なんというか良い循環が起こっているなぁと。この先は一体どうなるのだろうか?という気持ちを高めてくれる優れたシステムだと思います。 改善案としては、まとめて敵を倒すのが気分爽快!との作者の弁ですが、一回の攻撃で最大何匹仕留めたとか記録に残せたら面白いかなぁと。他にも、何回剣を振ることで敵を全滅させたか?さらにそれがゲーム中に反映されると戦略性も増すと思いますね。(一部、闘技場で実現されていますが。)それと武器改造でどのあたりに攻撃判定をつけるかとか、攻撃速度が増すとか、攻撃ダメージが変化するとか、まだまだ練りこむ余地はあるシステムだと思います。 あとはプレイヤーごとに違った展開にならないかなぁというのが私の我侭な要望ですね。うーん、ネタ集めは個人個人によって集め方が変わるのでしょうが、最終的に100%のゲーム達成率を製作者が求めているので。ゲームのコンテストで入賞を狙うなら、100%作りこんでから応募しろ!ってな製作者の教育的メッセージが伝わって、それはそれで良いのですけれども。最後のはRPGの宿命みたいなものがあるので、ちょっと無理を言ってますね。 |
リーフ村村長物語 | 製作者 ひろ |
はじめて遊んだときには雷に撃たれたような衝撃的な面白さで、クリアしたときにはあまりの衝撃で私は寝込みました。個人製作かつRPGツクール2000でこれほどまでに面白いゲームが作れるのかと驚嘆し、打ちひしがれました。 海外ネットゲームのMMORPGのUO(ULTIMA ONLINE)の世界観を取り込みつつも、自分の感覚をも取り入れているのが秀逸。つまり、ドラクエと同じ製作手法を取っています。日本人用にアレンジされ、RPGツクールで作られたUO風RPGと言えるでしょう。 ゲームの進行のテンポは非常に良く、次は何をしようか、次はどんなことが起こるのだろうかと、非常にワクワクさせられました。豊富な種類のマップ、仲間、イベント、アイテム等プレイヤーを飽きさせない作りでした。時間制限、日数のシステムは素晴らしいの一言。さらに、自由に考えながらテンポ良く自分の能力を上昇させるシステムは非常に心奪われるものでした。ゲーム中のミニゲームは気分転換を図りながらも、ゲーム自体を盛り上げるように作られていて、非常に巧い作りだなぁと思います。 改善点としては、村長としての経営SLG的なところをもう少し戦略的にして欲しいのが1点。村を防衛するときのリーフバトルをもう少し遊びやすくして欲しいところが1点。主人公とプレイヤーとの視点の距離感、乖離感をもう少し縮めてもらいたいのが1点。 |